おこまさん、元気ないじゃない
電話来てたみたいだけど
よくないお知らせ?
はい
主人のどうすべえからで
なんか出張が伸びそうで
帰りが12月になっちゃうそうで・・・
なんかまずいの?
ええ、今度
下の小太郎が三歳の七五三で
お参りを予定してたものですから
ありゃ、間が悪いね・・・
はい、
もう主人たら無責任なんだから・・
そうかな?
そうですよ!
で、ちゅうべいさん
七五三っていつまでに
すればいいものなんですか?
七五三のお参りの本来の時期は?
ちなみに、小太郎くんは
かぞえで3歳?
もしそうなら、無理に今年やらなくっても
来年でも大丈夫だよ
おこま:いえ、満で3歳なんです
そっか
昔はかぞえでお祝いしてたんだけど
今は一般的に
男の子~満で3歳・5歳
女の子~満で3歳・7歳
もちろん地域性もあるけどね
じゃあ、
いつまでにお祝いすればいいか?
普通、何もなければ
七五三は11月15日にする
神事だよね
ちなみに、
徳川綱吉が長男の健康を感謝して
11月15日に祝ったのが始まりって説が有力で
もともと江戸幕府の元で始まった
関東圏のみの風習だったんだ
そういうことだから
親やまわりの人の予定も考慮して
11月15日前後の土日なんかを利用して
やるのが一般的だよね
ただ、
みんなが同じような日程を考えるから、
その頃は神社もすごい混み具合に
なっちゃう
ちなみに今年の曜日まわりは
こんな感じ
おこま:あら、大安が見事に
土日を避けちゃってますね
そだね、
逆に「この土日しかない!」
ってならないから、
少し分散するかもね
七五三のお参りで時期外れは大丈夫?
もっとも最近じゃ
早い人は10月に入ったらやっちゃうし
遅い人でも11月いっぱいならって感じで
柔軟に日程を組む人が増えてる
その方が混雑せず、
落ち着いて祝えるからね
おこま:でも、さすがに12月になって・・
っていう家はないですよねえ
大安や仏滅なんかの六曜の事も
神社(参拝および祭事など)と
六曜は何ら関係ありません。仏滅だからお参りに向かない、
お祭りを控えるというのは
必要ありません
本当はこだわる必要はないんだ
おこま:え、そうなんですか
うん、
だから出来る範囲で考慮した上で
周囲のかかわっている人たちの
理解をもらってれば、
都合や予定を優先して考えて
差し支えないんだ
でね、おこまさん
昔の小さい子どもが今より
亡くなることの多かったころに、
「よく元気でこの歳を迎えてくれた!」
って感謝から始まった行事は、
今だってなんの変わりもないでしょ
おこま:そのとおりです
なら、
理屈じゃ、その年齢の内にお祝いすれば
いいってことにならない?
第一、旧暦で始まった祭事を、
新暦でおなじ日付で考えるのは
本来変だよね
旧暦の11月15日は、
2015年なら新暦で12月25日に
あたるんだ
おこま:そうなんだ・・
うん、なら、
12月だってかまわない・・
これも理屈
何が言いたいかってゆーと
・理屈でおかしくないことで
・今はまだよく理解できない当の子どもだって
きっと無理をさせてまでって思うことを
・まわりの理解を得る努力をした上でなら
・自分たち(夫婦)の裁量で自由に決めるべき
ってこと
さっきの六曜の話ともかぶるけどね
夫婦がちゃんとそろってお祝いして
あげられるのが12月なら
それでぜんぜん問題ないんじゃない?
それに、どうすべえさんだって
無責任に考えて帰らないんじゃ
ないと思うよ
おこま:はい、そう思いました・・
少し、世間の目や右へならえ
で無理しようとしてたように
思います
主人の気持ちだって考えずに
・・・
そだね
七五三のお参りで神社はいつまでOK?
じゃ、神社は
七五三の祈祷をどれくらいまで
受付てくれるんだろ?
おこま:12月まで
祈祷してくれるんでしょうか?
うん、
下の表は、有名な寺社さんの
七五三の祈祷期間なんだ
全国の寺社さんばっかだから
行けないと思うけど
参考ってことでね
おこま:みんな大丈夫じゃないですか!
そお!
あと調べた
平塚八幡宮 川崎大師 八坂神社
なんかは11月末までだったけど
それもあくまで特別に向入体勢を
取ってる期間っていうことで
祈祷をしてくれないってことじゃ
ないんだよ
おこま:すこし安心しました・・
で、どおよ?
ね
だから、あわてずに
みんなそろって行けるときに
ゆっくり祈祷してもらって来な!
はい、その方が混まないし
かえっていいかもしれませんね!
今日、主人に仕事がんばって、
一段落したらでいいからねって
電話します
そうしな!